テスト自動化ツールを
Power Automate Desktopで置き換える
弊社はシステム開発をメイン事業としており、25年以上にも渡って取引先企業様からの依頼を受け各種システム開発に取り組んでいます。
システム開発では、プログラムを作った後にテストするフェーズがあります。テストではエンジニアが仕様やシナリオを考えて実施しています。その過程で、単純で繰り返し決まった手順でテストをする場合は、テストツールを使うことがあります。テストツールを使う場合のメリットは主に2つあり、1つ目はテストツールを利用することで、該当する作業を自動化できます。2つ目は自動化することにより作業工数を減らし、コスト削減や効率を上げることができます。
元々、RPA登場以前は、WEB系システムのテストでは「Selenium」を、Windowsアプリケーションのテストでは単体テストの場合はVisual Studio のテストツールを使ったり、画面動作テストの場合は自動化操作の走りであるUWSCを使ってテストを実施しておりました。しかし、2021年3月にPower Automate DesktopがMicrosoft社から無償で提供されるようになって以来、Power Automate Desktopが急速にシェアを伸ばしてきております。従来のテストツールではWeb用、Windowsアプリケーション用と使い分けが必要であったり、Edge(IEモード)に対応していなかったりと様々な問題を抱えていました。また、Excel連携や他のシステムアプリケーションとの連携テストでは使えないものも多くありました。
しかしながら、Power Automate Desktopであればこれらの問題に全てに対応できます。Web用 、Windowsアプリケーション用どちらのテストでも使えますし、Edge(IEモード)にも対応しております。また、RPAはExcelや他システムとの連携も得意とするところです。また、Microsoftが力を入れて開発しているだけあり、Power Automate Desktopは日々進化を続けております。将来的にはテスト自動化ツールは、Power Automate Desktopに置き換わっていくのではないかと見ております。Power Automate Desktopをテストツールで使いたい場合などのご相談は、RPA-ONE にご相談ください。
■ Seleniumとは
Selenium は Web ブラウザの操作を自動化するためのフレームワークです。WebアプリケーションのUIテストやWEBスクレイピングで利用されています。
→Seleniumの具体例を見る■ Power Automate Desktopとは
Microsoft社が提供しているRPAツールです。無償でも利用可能で、Office製品など他のMicrosoftツールとの連携アクションが豊富にあります。より詳しく知りたい方は下記リンクを参照ください。
→Power Automate Desktopの記事を見る